MetaMeshファイルフォーマット
MetaMeshはコンフォーマルメッシュジェネレータの中でも独自の特徴を備えており、六面体要素の配列は厳密な論理的関係を保っています。ノード(節点)は、インデックス[I, J, K] で参照され、I(x軸に沿ったインデックス)は0からIMax、J(y軸)は0からJMax、K(z軸)は0からKMaxまでの数となっています。要素の数はノード数にほぼ等しくなります。ノードのx、y、zの正の方向にある一つの要素は、記録のためそれぞれのノードに関連付けられています。
MetaMeshは解析空間内の構造と関連付けるために、節点と要素に整数の領域(リージョン)番号を割り当てます。例えば、静電場計算において電極を構成するすべてのノードと要素は同じリージョン番号を共有することになります。各領域の物理的性質は、その後に計算を行う解析プログラム(ソルバー)においてリージョン番号に関連付けらます。したがってMetaMeshでの作業は物理計算の性質とは無関係であり、このプログラムはすべてのタイプの有限要素計算(静電界、静磁界、電磁界、熱伝導等)に使用することができます。
MetaMeshの出力ファイルのフォーマットは簡潔かつコンパクトであり、他のプログラムに情報を渡すことも容易となっています。次に抜粋したコードは、出力ファイルの出力のアルゴリズムを示しています。
WRITE (OutMDF) IMax,JMax,KMax
DO K=0,KMax
DO J=0,JMax
DO I=0,IMax
WRITE (OutMDF) &
M(I,J,K).x,M(I,J,K),y,M(I,J,K).z, &
RegNo(I,J,K),RegUp(I,J,K)
END DO
END DO
END DO
各データラインに記録される数字は以下のとおりとなります。
- ノードの空間座標(x, y, z)
- ノードの領域(リージョン)番号(RegNo)
- 関連付けられた上側の要素のリージョン番号(RegUp)